庭や空き地の木を処分したいとき、「伐採」と「抜根」という言葉をよく耳にします。一見似ていますが、作業内容も役割もまったく違います。ここでは、抜根の基本からメリット・デメリット、必要性、方法、費用感まで、わかりやすく解説します。
抜根とは?
抜根(ばっこん)とは、伐採後に残った切り株や根を地中から完全に取り除く作業を指します。伐採だけでは地表に切り株が残り、根も地中に広がったままです。土地を有効活用したい場合や害虫予防を考えるなら、抜根が必要になります。
伐採と抜根の違い
- 伐採: 幹や枝を切り倒すだけ。切り株と根は残る。
- 抜根: 切り株や根を地中から掘り起こして処分。土地が平らになる。
伐採は「木を倒す」まで、抜根をすることで「土地を使える状態」にできます。
抜根が必要になるケース
- 新築や駐車場の整備: 根が残っていると基礎工事や舗装に支障が出る。
- 庭をきれいにしたい: 芝生や花壇をつくる際、切り株が邪魔になる。
- 害虫対策: シロアリやカミキリムシの温床になるリスク。
- 再生長を防ぐ: 根が生きていると新芽が出てしまう場合がある。
抜根の方法
1. 手作業による抜根
スコップやノコギリを使って掘り起こす方法。小さな木や庭木向き。費用は安めだが時間と労力がかかります。
2. 重機を使った抜根
バックホーなどを使用して根を掘り起こす方法。大きな木や本数が多い場合に向いています。短時間で済みますが重機が入れるスペースが必要です。
3. 薬剤を使った抜根
切り株に薬剤を注入して根を枯らす方法。時間はかかりますが、狭い場所や周囲への影響を避けたい場合に使われます。
抜根のメリット
- 土地を有効活用できる
- 害虫やシロアリ被害を防げる
- 庭がすっきり整い景観がよくなる
- 新しい植物を植えやすい
デメリット・注意点
抜根は伐採よりも費用と手間がかかる作業です。特に大木や根の張り方によっては、1本あたり数千円〜数万円の追加費用がかかります。重機が入らない場所では人力になるため、工期も延びやすいです。また、掘り起こした後の地盤が柔らかくなるので、整地・埋め戻し作業も重要です。
業者に依頼する際のポイント
- 必ず見積もりを取って料金を確認する
- 伐採とセットで依頼した方がコストダウンになる
- 掘り起こした切り株や根の処分費用を確認する
まとめ
伐採は「木を倒す作業」、抜根は「根まで取り除く作業」です。
駐車場整備や新築予定の土地、庭のリフォームなどで土地をしっかり使いたいなら、抜根は欠かせない工程です。費用や作業内容は木の状態や環境によって変わりますので、まずは信頼できる業者に相談してみましょう。
「抜根をお願いしたいけど、費用はいくらくらい?」「伐採とセットで頼めるの?」そんな疑問があれば、まずはお気軽にご相談ください。
楽々グリーンサービスでは、無料でお見積り・ご相談を承っています。
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